文科省「日本遺産」に認定し、地域活性化に役立てる
文科省日本遺産創設初年度は国内の文化財15件
2014・8・29
産経新聞
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文部科学省は29日、国内の文化財を共通の特徴ごとにまとめて「日本遺産」に認定し、観光振興など地域活性化に役立てる制度を創設する方針を発表した。2015年度予算の概算要求に15億円を計上、初年度は15件を認定する予定だ。
対象として、古くから守られてきた町並みや、天守閣がある城、同時期に造られた大名庭園などを例示。自治体から候補を提案してもらい有識者の会議で認定、イベント開催や多言語サイトなどを通じて、国内外への情報発信につなげる。
ボランティア解説員の育成や、文化財への知識を試す「ご当地検定」の実施も支援する。