南丹市美山町 宝探しセミナーin美山 開催企画

宝探しセミナーin美山 開催企画
開催地 :京都府南丹市美山町
連携組織:南丹市美山エコツーリズム推進協議会
協賛団体:美山町観光協会、美山町地域振興会連絡協議会、有限会社かやぶきの里、北村かやぶきの里保存会、
       南丹市美山支所、南丹市美山エコツーリズム推進協議会、ネーチャーガイド、エコツアーガイド
事業趣旨   
 取り組みの背景
 平成22年に南丹市美山エコツーリズム推進協議会(会長・中川幸雄)を発足させ、美山町の自然や伝統文化、暮らしをテーマとしたエコツ  アーのプログラムづくりに取り組んでいるが、地域資源の豊かさからして、さらなるエコツーリズム推進のモデル地域として発展させたい。
宝探しセミナーの概要
 地域の宝(人材)の発掘作業とエコツアーの企画・試行を実施。この間、参加者の理解を深めるための講演会や先進地視察を予定。また、  5地域の地域自慢の方を推薦いただき、オール美山として伝統文化と自然を体験できるエコツアーを企画・ 試行する。
取り組むテーマ
 停滞している美山町の交流観光に一石を投じるセミナーにする
 ・今までの延長線上ではなく、原点に戻り新しいものを創り上げる
 ・その手法の一つとして、著名人をキックオフ・シンポジウムの講演に招聘する
  ~前観光庁長官、現内閣官房参与、京都府参与:溝畑 宏氏
 ・地元学という手法を使って、5つの旧村ごとの宝探し(ほりおこし会)を行う
セミナーの目標と構成
 ①様々なプロジェクトを興す
 ・語り部プロジェクト
 ・食のプロジェクト 
 ~自主的につながる組織づくり
 ②宝さがし→プログラム企画→モニターツアーを実施
  最後は、グループ発表(みんなに見に来てもらう)
 ③先進地視察
 ◎将来は、文化村をはじめ様々な観光事業と連動できる組織づくりを町内全域に広げてゆく 
宝探しセミナー開催
 セミナー開催内容(回数、内容、スケジュールなど・・予定であり可塑性を持たせたい)
 宝探しの手法を活用し、美山町(旧5村)の広域的かつ継続的なエコツーリズムの推進を図る。
実施スケジュール・内容
 準備会:<事業説明~連携組織役員>
 説明会:<地元説明~地域団体代表>
 「キックオフ・シンポジウム」
 第1回:宝探しワークショップ(地域自慢)
 第2回:宝のリストアップ
 第3回:宝の活用・プログラムの立案・グループ発表
 第4回:モニターツアーの実施
 第5回:モニターツアーの反省と評価
 第6回: 反省会の開催
 第7回:美山まるごとエコツーリズム計画案発表
宝自慢のカテゴリー想定
 ※地域自慢のカテゴリーのイメージ
 ①伝統食 ②伝統技術 ③語り部 ④ガイド ⑤野菜作り など
 →旧村5地区の地域自慢をカテゴリー別に抽出し、それぞれの特徴を終結させたオール美山のエコツアー企画を提案する。
【キックオフ・シンポジウム】
  
 
 
【セミナーの開催】
 場所:美山町自然文化村・文化ホールほか
 時間:平日の夜、19:00~22:00(3時間)


【モニターエコツアーの実施概要】
「モニターツアー実施」
1日目
 10:50 開会のあいさつに続き、かやぶきの里を地元ガイドの説明により散策。 民俗資料館見学
12:00 おひさま寺にて田舎の生活体験。 地元の方との自己紹介タイムの後お昼ご飯の配膳はみんなで協力して準備
  ・昼食は、美山の鹿のかつ、おばちゃんの白和え、具だくさんのお味噌汁、田舎のお漬物
 ・美山かるたで遊んで、美山の自然や暮らしを学び、囲炉裏でおかきを焼きました。
夕食は美山の猪100%のボタン鍋。 語り部の大隅安雄さんから「大鹿退治」のお話を聞きました。
交流会には、美山町観光協会会長神田和行氏と副会長の野谷五三男氏、かやぶきの里からは中野貞一氏がお話しの輪に加わりまし     た。
2日目
7:00 早朝散歩。朝起きると新雪が10センチほど積もっていました。宿泊施設「河鹿荘」の周りを30分かけて足早に歩きました。
9:40 鶴ケ岡地区の諏訪神社に到着。神主から神社のお話を聞く。その後「ゆるり」へ移動。
10:10 鶴ケ岡地区にあるかやぶき屋根のレストラン「ゆるり」に到着。
・ここでは、お昼ご飯に食べる「美山汁」づくりや栃餅のお餅つき、餡詰めなどを体験しました。
美山汁の野菜切り出し、薪のかまどで炊いたお湯で鍋を煮る。もち米を蒸すなどの作業
      ・栃の実のあく抜きについて栃の里の弓削富貴子さんが説明。きぐすりやさんの
   鯖寿司や大矢京子さん自慢の黒豆寿司などを取り分ける。
・参加者と地域の皆さんとの合作の昼食です。おいしくないはずはありません。
・お漬物が加われば最強のお昼御飯です。
・きぐすりや旅館のお風呂に入った後にアンケート記入の時間。しっかりと時間をとりました。約30分
 
 
 
 
【モニターツアーの報告会・反省会の内容】
~佛教大学社会学部公共政策士学科の学生も15名参加、教員5名も~
美山文化ホール会議室
参加者
・地域自慢として宝探しセミナー出席者
 エコツアー実施スタッフ
 モニターツアー参加者
 佛教大学地域公共政策士養成プログラム受講予定者および大学関係者
 美山町観光協会会員(3役)
 エコツアーガイド(中野貞一・大萱安雄)
・南丹市美山支所
内容
  オール美山のエコツアーについて
~モニターエコツアー反省と今後の取り組みについて考える~
    ・モニタツアー実施内容の報告(事務局)
・アンケート結果の報告(美山町観光協会)
・よかった点とまずかった点の洗い出し
・今後ツアーを実施するとしたらどんな課題があるか
・まとめ(コーディネーター:日本エコツーリズム協会理事 吉見精二)