にほんの里100選「白王・円山」と地酒「権座」~水郷の恵みを五感で味わう旅~

ツアー概要




(※クリックで拡大)
  • 日程 2012年10月28日(日)
  • 主催 エコツーリズム協会しが
  • 協力 ひょうたんからKO-MA 権座・水郷を守り育てる会
  • 取扱 地域観光プロデュースセンター
  • 定員 25名
  • 費用 5,000円 / 人 (タクシー代、和船代、食事交流代、保険代を含む)
  • 行程
    • 10:15 集合受付 (JR琵琶湖線 近江八幡駅 改札前)
    • 10:30 貸切バスにて出発後、白王町にて「農の収穫感謝祭 in GONZA 2012」に参加
      • 純米吟醸酒「權座」(秋 火入れ)試飲
      • 権座産米粉入り白王名物「権座シチュー」「権座団子」「権座粕汁」のほか、
        地元産新米で炊いたおにぎり、湖魚、野菜の天ぷら、焼き鳥等を堪能
      • 権座水郷コンサート鑑賞(出演=地元アマチュア・アーティストによる生ライブ)
      • 権座ミニツアー
        (田舟で権座に渡った後、地元の方の案内で権座を歩き、崩れた石積の復元活動にも参加)
      • 権座プロジェクト紹介DVDの鑑賞
      • 地元で採れた農産物等の物産販売
    • 13:30 円山 ~ 水郷めぐり 西の湖を和船にて悠々と周遊
    • 14:30 円山からタクシーにて八幡山ロープウェイ下まで移動
    • 15:00 「八幡堀を守る会」ガイドの案内にて八幡堀を散策
    • 15:30 八幡堀周辺にて現地解散 (※時間のある方は引き続き八幡旧市街の散策など自由行動)

ツアーレポート

当日は生憎の雨でしたが、地元の白王町集落営農組合と権座・水郷を守り育てる会など大勢で、われわれ参加者をもてなしてくださいました。外は少し肌寒かったのですが、温かな地元料理に心までも、たっぷりと温まることが出来て、お世話いただいた皆様に心から感謝致します。そうした人々の親切や活気もあり、白王町の収穫感謝祭は悪天候にも関わらず大変賑っており、我々も大いに楽しむことが出来ました!


主催者で、企画から当日の案内までをお世話してくださる地元の大西さんと。

私たちも、地元料理に舌鼓。協力していただいた藤田さん、尾賀さんと。

近江八幡市 水郷地帯について

かつて、琵琶湖沿岸にはクリーク状の飛び地になった水田が広がり、小さな手漕ぎ舟が農作業や日常生活の足として往来していました。また、湖岸に広がるヨシ帯は、鳥や魚などの生活の場となり、湖の水質を浄化するとともに、よしずや屋根等の材料として人々の生活に活用されていました。

白王・円山地区

時代が変わって、ほとんどの田んぼは区画整理されて陸地化し、ヨシ産業も安い中国産に押されて衰退してしまいましたが、琵琶湖東岸に位置する近江八幡市の「白王・円山」地区を中心とした水郷地帯には、いまなお、舟でしか行けない田んぼで耕作したり、ヨシを生産加工するなつかしい風景が息づいています。

権座

水郷地帯に住む人々の変わらぬ営みが、地域固有の希少な景観や生態系を維持しているのです。湖上の田んぼ「権座(ごんざ)」では、地元産の原種酒米「滋賀渡船六号」を文字通り船で渡って育て、水郷ブランドの地酒『純米吟醸酒 權座』を作ることで水郷の景観保全運動を広める取り組みも始まっています。

重要文化的景観

こうした地道な活動が評価され、この水郷地帯は

全国初となる「重要文化的景観」

、更には「にほんの里100選」にも選ばれました。秋の休日に白王・円山を訪れ、地元に暮らす人たちと一緒にとっておきの地酒と湖の幸・里の幸がたらふく味わえる『農の収穫感謝祭』に参加してみませんか?

水郷の恵みを体全体で感じることの出来る地産地消イベントの次なる機会には、是非とも一緒に楽しみにいきましょう!